ランチタイムのひととき

それはそうと、USBメモリを家に忘れたらしい。
あの中には今すぐにでも必要なファイルがあるので、現状仕事にならない。
昼休みになったところで家まで走って帰る。と、その道中に母校の小学校が。
なぜか無性に気になって、そのまま懐かしの校舎を歩く。
3Fまで階段で上がって反対側の階段から降りようとしたとき、
やはりというかついにというか、見とがめられてしまった。
自分より2〜3歳年上だろうか。セミロングの女性だった。
壁に貼ってあった自分の写っている校内新聞を指して、卒業生だということをアピール。
そこはわかってもらえたものの、ここにいる理由に答えあぐねていると、まさかの腹の虫。
するとさっきの先生が一旦姿を消し、戻ってきたと思ったらサンドイッチを投げてくれた。
そのまま2人で階段に座って他愛もない話をしながらサンドイッチを食べ、
また会いに来てもいいかなんて話を切り出そうとしたとき、
「14:30」を示す時計が見えてしまった。
さすがに全身の血の気が引き、慌ててそのまま家に走り出した。
家につくとすぐUSBメモリは見つかったのだが、疲れからそのまま布団に倒れ込んでしまった。


この段階でようやく、さっきまで朝食だったはずだという事実に気がついた12:30。